急に増えた白髪の原因

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白髪の性質と増える原因

アラサーになって白髪が増えた、という人も多いでしょう。
白髪になる理由は、加齢以外にも色々とあります。
顔と体にはアンチエイジングを考え気を使いますが、髪の毛でアンチエイジングを考えて実行しているという人は、そんなにいません。
とは言え、カラーリング以外に何をすればいいのか、悩んでしまう人も多いですし、市販されているものでアンチエイジングになるものも少ないです。
ですから、白髪のメカニズムを知り、発生を減らすようにしましょう。

実は髪の毛は本来、全て白いのが当たり前です。
日本人の髪が黒いのは、髪の中にあるメラニン色素の関係です。
日焼けをした時など、肌の問題でこのメラニン色素という言葉をしばしば聞きます。
肌の色を決める色素だからなのですが、メラニン色素にはそれ以外に紫外線から肌を守るという重要な役割があります。
暖かく夏があり紫外線の強い地域に住む人種は色素が濃い人種が多くて、逆に寒くて夏らしい夏がなく紫外線も比較的弱い地域に住む人種には色素が薄い人種が多いのも、このメラニン色素に関係があります。
これと同じで、髪の毛の色にもメラニン色素は関係します。
一般的には黒い日本人の髪の毛ですが、体の中で作られ始めてすぐは色素がないので白いのです。
そうしてこれがきちんと髪の毛として生まれる頃に、メラニン色素が育つのを邪魔する要因があれば、白髪になりやすくなります。
その要因として多いのは加齢だけではなく、ストレス、生活習慣などがあります。

白髪を減らすためには

白髪だけでなく、髪の成長に大切なのは頭皮の血行の状態です。
血行が良ければ髪は当然健康になりますが、反対に血行が悪ければ髪の健康には良くありません。
頭皮の血行は、最近ではほとんどの人が持っているスマホ、またはパソコンの使いすぎなどで目や手に負担がありコリが伝わることで滞ります。
それだけでなく、ストレスでも滞りがちになります。
シャンプーの時に髪や頭皮の汚れをしっかり落とすのはもちろん、頭皮をマッサージし、首や肩周辺の血流を整えることが大切です。
そして、精神的なストレスを溜めないようにし、体全体の血の流れを良くすることでも、白髪の防止に繋がります。

この他にも、生活習慣を変えることで白髪が予防できる場合も多いです。
たとえば、毎日同じ場所で分け目を作っている場合、その場所にはいつも髪がないため日光が直接頭皮に当たります。
それが続いていると、分け目周辺の皮膚が刺激を受け、メラニン色素のもとが作られにくくなるのです。
それを防ぐためには、適度に分け目の場所を変えることが有効です。
そして、髪をきつく縛るのも頭皮に良くないので控えるようにしましょう。
できるだけ地肌を守ることが白髪を増やさないためには大切です。